鉄道コム

愛称は「はやぶさ」に 東北新幹線の新型列車

2010年5月11日(火)16時37分

E5系には鳥類の「ハヤブサ」をモチーフにしたシンボルマークが入る
E5系には鳥類の「ハヤブサ」をモチーフにしたシンボルマークが入る

JR東日本は11日、新型のE5系車両で運転する東北新幹線の列車愛称を、「はやぶさ」に決定したと発表した。また、E5系車両に導入するスーパーグリーン車の名称を「グランクラス(GranClass)」と決定した。2011年3月に3編成が運転を開始する。

愛称として決まった「はやぶさ」は、昨年3月まで東京と九州を結ぶ寝台特急として使用されていた。来年3月以降は、スピード感あふれる鳥の名にふさわしく、国内最速で運転するE5系の新幹線列車で使用される。新型車両のE5系は、営業運転開始時点で3編成が投入され、東京~新青森間で2往復、東京~仙台間で1往復を走行する。現在の東北新幹線E2系「はやて」の最高時速は275キロだが、E5系「はやぶさ」は最高時速300キロで運転し、2012年度末以降はさらにスピードを上げて最高時速320キロで運転する予定。

また、E5系車両に導入されるスーパーグリーン車の正式名称が「グランクラス(GranClass)」に決定した。フランス語で「大きな」という意味を表す「Gran」と英語の「Class」を組み合わせた造語で、居住性のゆとりを表現したという。グランクラスの車内は、本革やウールなど質感の高い素材と濃い木質を効果的に使用し、プライベート感のある照明が採用される。車内サービスでは、食事やドリンク、アメニティのサービスが用意され、専任のアテンダントが乗務する。

東北新幹線の新青森延伸日も同日発表され、今年の12月4日が開業日となった。東京~新青森間の運転本数は15往復で、最速列車の所要時間は約3時間20分。当初はE2系「はやて」が運行し、2011年3月以降、E5系の「はやぶさ」による運行に順次置き換わる。

2010年5月11日(火)19時16分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。