東京都交通局と阪堺電気軌道は14日、6月6日から互いに路面電車の塗装色を塗り替えて運行させると発表した。
「PR相互乗り入れ」と題したこの企画は、都電荒川線と阪堺電車の各路線の1両を、互いにもう一方の路線のカラーに塗り替えるもの。都電荒川線では7500形車両が、昭和40年代に阪堺電車で使用されていた緑色の塗装に替わり、阪堺電車ではモ501形車両が、昭和20年代から50年代に都電荒川線で使用されていた黄色赤帯塗装に替わる。運転期間は6月6日からで、都電では約9か月間、阪堺では約2年間使用する。運転開始日の6月6日には、都電では荒川電車営業所で10時から13時まで、阪堺ではあびこ道車庫で10時から15時まで、車庫を一般公開し、「PR相互乗り入れ」開始セレモニーの開催などを行う。
東京都交通局と南海グループは、2008年から共同で旅客誘致活動を実施しているが、路面電車の塗装を交換するのは初めて。