京成電鉄は28日、「成田スカイアクセス」(成田空港線)の開業に伴う7月17日のダイヤ改正の概要を発表した。新型のスカイライナーが運転を開始するほか、新たに「シティライナー」や「アクセス特急」が登場する。
新ダイヤの特急スカイライナーは、船橋や津田沼などの京成本線を経由する現行ルートから、新線の成田スカイアクセスを経由するルートに運転経路を変更する。新型のAE形車両が最高時速160キロで運転し、現行ルートの列車より15分短縮する。運転本数は現在より3割ほど増え、朝は1時間あたり3本、昼間は1時間あたり2本となる。一方、船橋を経由する現行ルートのスカイライナーは、名称を「シティライナー」と変えて引き続き有料特急として運行する。シティライナーの車両はAE100形で、運転本数は1日7往復。
一般列車では、成田スカイアクセス経由の「アクセス特急」が新設され、成田空港と羽田空港を直結する列車として運転する。現在、両区間を結ぶ列車は朝と夕方の一部をのぞき運転されていないが、昼間の空港間直結列車が復活することになる。アクセス特急は、朝の下りで20分間隔、ほかの時間帯は40分間隔で、昼間の浅草線や京急線内では最速列車の「エアポート快特」として運転する。このほか、快速の千住大橋駅の停車駅追加、急行の運転の取りやめなどが実施される。