鉄道コム

北新地駅に可動式ホーム柵を導入 JR西

2010年6月1日(火)12時5分

JR西日本は5月の定例社長会見で、大阪の北新地駅に可動式ホーム柵を設置することを明らかにした。同社では初めての導入となる。

可動式ホーム柵は、利用者のホームから線路への転落防止や列車との接触事故防止のために、駅ホームに設置される。車両の出入り口付近に設けられた扉が列車の到着後と発車前に開閉し、列車に乗降できる。JR西日本では来春、JR東西線の北新地駅に導入し、乗降客や列車ダイヤへの影響を検証する。JR西日本の導入は初めてで、条件が合えば、ほかの駅でも設置を検討するという。北新地駅で導入する理由として同社は、雨天によるスリップの影響もなくほぼ一定の枠内で列車を停止させることが可能であることや、北新地駅の転落事故がほかの駅より多いことをあげている。

北新地駅で通勤形の4ドア車両にあわせてホーム柵が設置されると、尼崎~奈良間の「直通快速」に使用されている3ドアの近郊形車両は実質停車できなくなり、使用車両の行方が注目される。

東京では、JR東日本が山手線への可動式ホーム柵の導入を進めており、恵比寿駅で今月26日から、目黒駅で8月28日から使用する予定となっている。

2010年6月1日(火)12時15分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。