鉄道コム

JR東、駅設備の実験棟を新設

2010年6月17日(木)15時39分

Smart Station実験棟全景
Smart Station実験棟全景

JR東日本は、駅設備の実験をおこなうための施設「Smart Station実験棟」を同社の研究開発センター内に新設し、7月上旬に使用を開始する。

Smart Station実験棟は、新しい駅づくりに向けた技術やアイディアを検証するための施設として新設される。乗客の動線が検証できるよう、施設内部には、模擬コンコース、ホーム、車両、改札機、可動式天井など、実際の駅に近い設備が再現される。また、営業中の駅や試験室では実施できない実験が継続的におこなえるよう、新しい装置などの設置や撤去がしやすい構造となっている。今後は、移動支援のためのロボットの活用や駅空間を快適に保つセンサー技術、自然風を活用した冷暖房など、「安全・安心な駅」「利便・快適な駅」「環境にやさしい駅」という3つのテーマに沿って研究開発がおこなわれる予定。

新しい実験棟は、3階建てで、延べ床面積は約1530平方メートル。さいたま市にあるJR東日本研究開発センター内に今月完成し、7月上旬からさまざまな実験に使用される。

2010年6月17日(木)15時39分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 神戸市西神車庫廃止[2025年度初頭]
  • 東海道本線静岡エリアお客様サポートサービス導入[2025年6月ごろ]
  • リニア・鉄道館ドクターイエローT4編成展示開始[2025年6月頃]
  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 舞浜リゾートライン二次元コード乗車券導入[2025年夏以降]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

新型新幹線「E10系」開発発表

次期東北新幹線車両として開発。2027年秋以降に落成し、2030年度内に営業運転を開始。

画像

荷物輸送専用の新幹線

荷物輸送サービス「はこビュン」の専用車両。E3系を改造し、2025年秋に投入予定。

画像

「元新京成車」扱いどうなる?

4月1日の京成電鉄と新京成電鉄の合併後、元新京成車はどうなる? 京成に取材しました。その将来の分析も。

画像

80000系で崩れた「伝統」とは

東武鉄道の80000系では、同社一般車のある「伝統」が崩れました。その理由とは?

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。