京成電鉄と京浜急行電鉄は25日、京成線と京急線の各駅で駅ナンバリングを導入すると発表した。京成線では7月17日に、京急線では10月21日に導入する。
京成電鉄では頭に「KS」を付け、京成上野駅を起点に「KS01」、「KS02」というように順に数字を割りあてる。ほかの鉄道事業者では路線ごとに頭のアルファベットを分けることが多いが、京成では支線を含む全線で同じ符号「KS」を使用する。なお、成田スカイアクセスの北総線区間内の駅は、北総鉄道との重複を避けるために、ナンバリングは実施しない。一方、押上駅はすでに都営浅草線の「A20」が設定されているが、京成でも独自に「KS45」と設定し、併記して案内するという。
京浜急行電鉄では頭に「KK」を付け、品川駅の「KK01」を起点に数字を割りあてる。京急も全線で符号を統一して「KK」とする。京成と違い、都営浅草線としてナンバリングされている泉岳寺駅は、新たに設定せず既存の「A07」を使用する。
導入日は、京成線が成田スカイアクセス開業日の7月17日、京急線が羽田空港国際線ターミナル駅開業日の10月21日。両社では空港アクセスが充実することによる利用者の増加を見込んでおり、駅ナンバリングの導入により外国人に向けた案内を充実させることにしている。