京浜急行電鉄は2日、10月21日に開業する「羽田空港国際線ターミナル駅」について、駅内の設備やサービス、店舗などの概要を発表した。
利用者の使いやすさを最優先に設計したという新駅は、ホームでの荷物用カートの使用を可能とする。あわせて、ホームの幅を約14メートルにして転落防止用のホーム柵を備えるほか、大型エレベーターを7台設置し、利便性と安全性に配慮する。サービス面では、4か国語対応のコンシェルジュを常時配置して、外国人利用者にも観光案内などのサービスを提供する。駅構内店舗では、老舗鶏料理店「玉ひで」やリラクゼーションサービスの「西洋館」が出店するなど、日本の「和」や「快適さ」を提供する。環境面にも配慮し、大田区との連携で駅舎屋根に太陽光発電設備を設けて、エレベーター7基分の電力をまかなうことにしている。
羽田空港国際線ターミナル駅は、羽田空港の国際線ターミナルの使用開始にあわせて、10月21日に開業する。新駅は、現在の羽田空港駅の手前に位置し、国際線ターミナルビルの地下2階に京浜急行が、地上3階に東京モノレールがホームを新設する。