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ひたちなか海浜鉄道、真夏の非冷房車運行

2010年8月10日(火)20時13分

車内に設置されている栓抜き
車内に設置されている栓抜き

ひたちなか海浜鉄道は、冷房装置を搭載していないレトロ車両を、8月の13日、21日、29日に運行する。列車内でビン入りの飲み物を販売するなど、真夏の昔の旅情を乗客に提供する。

運行されるレトロ車両は、昭和40年前後に製造されたキハ222、キハ2004、キハ2005の3両。これらの車両は冷房装置がないため、夏季は使用されていないが、3日間に限って特別に運行される。車内ではビンなどの飲み物やオリジナルラベルの梅酒の販売のほか、駅でうちわの配布がおこなわれる。乗客は、車両の窓から入ってくる風で涼んだり、一部車両の座席近くにある栓抜きを使いながら飲み物のビンのふたを開け、のどを潤すなどの乗車体験ができる。同社は、真夏の暑い時期に、冷房のない車両で懐かしい旅情を楽しめる「タイムスリップ」企画として、利用を呼びかけている。

運転日は8月13日(金)、8月21日(土)、8月29日(日)の3日間。勝田駅の発車時刻は3日とも、12時00分、13時16分、14時39分、15時56分。通常の冷房車両1両と非冷房車1両による2両の運転で、非冷房車は日により変更される。

ひたちなか海浜鉄道の湊線は、勝田駅と阿字ヶ浦駅間の14.3キロを結ぶ路線。経営状況が厳しく撤退した茨城交通から、2008年4月に、ひたちなか海浜鉄道が引き継いで営業している。

2010年8月10日(火)20時37分更新

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