北陸鉄道といすみ鉄道は、不要になった鉄道車両の引き取り手を募集している。北陸鉄道は無償での譲渡、いすみ鉄道は有償での販売となっている。
北陸鉄道が譲渡するのは、石川線の「モハ3752」と「ED301」の2車両、いすみ鉄道が販売するのは、「いすみ200型204号車」。北陸鉄道のモハ3752は、旧加南線所属のモハ5002として1951年に製造されたが、1964年に石川総線に転属し、1966年の改名により現在のモハ3752となった。ED301は1954年に製造され貨物列車として活躍、1976年に貨物営業が廃止された後は、スノウプロウを取り付け除雪車両として使用された。いすみ鉄道のいすみ200型204号車は1988年に富士重工により製作され、数年前より休車して倉庫に保管されていた。検査切れのため現時点では自走しないが、専門業者が整備すれば自走も可能だという。いすみ200型204号車の販売価格は210万円。
両社とも、輸送費や改造費、譲渡後の維持費は引き取り人が負担することが条件となっている。商談や問い合わせは両社がメールなどで受けつけている。