南海電気鉄道は9日、南海本線の孝子駅~紀ノ川駅間に設置する新駅の名称を「和歌山大学前」に決定したことを発表した。
和歌山大学前駅の名称は、地元自治体などでつくる「新駅駅名検討委員会」が提出した3つの候補の中から、南海電気鉄道が決定した。新駅の位置は、和歌山市中地内で、孝子駅から約1.7キロ、紀ノ川駅から約3.6キロ。新駅周辺には、和歌山大学や分譲住宅地「ふじと台」がある。建設費は約30億円で、国や地元が負担する。完成は2012年春の予定。
近畿エリアで大学名がつく駅名は、阪急千里線の関大前や、近鉄大阪線の大阪教育大前などがある。