JR東日本の中央線で運行する201系が、10月17日の運転を最後に中央線から引退する。
中央線の201系は、101系や103系にかわる車両として、1979年に投入された。再利用可能な電力を発電しながら車両のスピード落とす「回生ブレーキ」を備え、省エネルギー化が図られたのが特徴で、一時は710両が在籍した。2006年からのE233系新型車両の投入により中央快速線の列車はほとんどがE233系におきかわった。三鷹~立川間の高架化工事の関係で残っていた2編成も引退が決定し、今月17日で最後の1編成が引退する。
JR東日本八王子支社は、201系の引退を記念して、今月9日から記念入場券を15駅で発売する。付属する台紙の裏面を15駅すべてそろえると、「さよなら! ありがとう!」の文字や、最後まで残った201系H7編成の車両が完成するデザインとなっている。発売場所は、吉祥寺~相模湖間の各駅で、発売枚数は各駅とも2100セット。発売額は190円(相模湖駅は210円)。発売初日の9日は午前7時から発売する。1人1セットかぎり。
運転最終日の17日は、事前に応募した400人を乗せて、豊田駅から松本駅まで運転する。最終列車の乗車の募集はすでに終了している。