JR九州は12日、11月20日から11月22日まで、ブルートレイン復活企画の最終ツアーを実施することを発表した。
ブルートレインによる最後のツアーとして運転するのは、「さくら」と「富士」。ED76形電気機関車のけん引で、14系客車のA寝台個室車1両とB寝台車5両を連結。運行当時の放送を一部で再現するほか、参加者に記念乗車証を配布する。
運転日と運転区間は、「さくら」が、11月20日の日中に門司港から長崎まで、同21日の日中に長崎から門司港まで。「富士」は、11月21日の夜間に門司港から鹿児島中央まで、同22日の夜間に鹿児島中央から門司港までを、日豊本線経由で運転する。料金は、「さくら」の片道のみの場合で1万3000円から、「富士」の片道のみで2万3000円から。「富士」は寝台で宿泊できる。また、往復の利用者にかぎり1万5000円の追加料金でA寝台個室も選べる。両列車とも、ED76形に名前をつけたヘッドマークをつけて運転する。申し込みは、JR九州旅行の北九州団体旅行支店まで往復はがきにて。締め切りは10月29日で、応募者が多数の場合は抽選となる。
JR九州の寝台特急列車は、2009年3月の「はやぶさ」「富士」の引退にともなって消滅。ブルートレインファン向けに、JR九州が「ありがとうブルートレイン」企画の団体列車として2009年6月から運転していたが、今回の「さくら」「富士」を最後に終了する。