JRグループは29日、今冬の「青春18きっぷ」の設定内容を発表した。例年より利用期間が10日減ることになった。
この冬に発売される青春18きっぷの利用期間は、12月10日から来年の1月10日まで。例年は12月10日から翌年1月20日までの期間で、1か月と10日間利用できたが、1か月間しか利用できなくなる。発売額や利用回数は、1万1500円で5回分と、これまで同様。
一方で利用区間の特例が追加され、青い森鉄道線の青森~八戸間、青森~野辺地間、八戸~野辺地間の3区間いずれかを、途中下車せずに乗車する場合に限って、青春18きっぷで利用できるようになった。青森~八戸間は、12月4日の東北新幹線の延伸開業にあわせて青い森鉄道へ移管され、JRの路線でなくなるが、条件つきで利用可能となる。
今冬シーズンの青春18きっぷは、JR東日本が2010年度の発売計画を発表した際に「冬季も例年通り発売する」としたものの、利用期間については協議中としていた。