いすみ鉄道は、乗務員になるための訓練費用を個人に負担させる「自社養成乗務員訓練生」の第2期生のエントリーを、15日から受け付ける。
いすみ鉄道の自社養成乗務員訓練生は、同社の運転士になるために必要な訓練費700万円を、訓練を受ける個人が自己負担する。訓練期間は1年半から2年間で、国土交通省が実施する「動力車操縦者」の学科試験や技能試験を受験する。2回以内に合格し、すべての訓練が終わると、正社員または契約嘱託社員として、いすみ鉄道の運転士になれる。
募集年齢は、おおむね30歳から50歳まで。乗務員になるための身体や学力などの能力があることが前提となる。応募のエントリーは、1月15日から2月10日まで。履歴書などをいすみ鉄道へ送付する。
同社社長の鳥塚氏が更新している「いすみ鉄道 社長ブログ」によると、5年以内に12人の乗務員や検修員が必要で、今年は2~3人を採用し、来年以降も同様に募集を予定している。第1期生は昨年春に募集し、40代から50代の男性4人を採用。現在、4人全員が訓練を継続しており、訓練後は正社員になることを希望しているという。第1期生の運転士デビューは早ければ今年12月の予定。