近畿日本鉄道は19日、特急列車の特別車両「デラックスカー」の料金を、乗車する距離に応じた料金体系に変更することを発表した。
現在のデラックスカーの料金は、乗車する距離に関係なく一律410円。この一律料金をやめて、3月16日からは距離に応じた料金にする。新しいデラックスカーの料金は、80キロまでが200円、140キロまでが300円、180キロまでが400円、181キロ以上が500円。例えば、短距離の大阪難波~大和八木間では200円となり、現行より210円安く利用できるようになる。一方で、長距離の大阪難波~近鉄名古屋間では500円となり、90円値上がりする。
なお、大阪難波~近鉄奈良間の特急は現在、特別料金なしでデラックスカーが利用できるが、新たに短距離の料金を設定することから、3月16日以降は特別料金(200円)が必要となる。
あわせて同社は、「近鉄名阪まる得きっぷ」は4枚つづりのものを5枚つづりに変更する。10枚つづりは引き続き発売するが、1枚あたりの金額が50~80円値上がりする。