JR四国は19日、特急用定期券「快てーき」の61キロ以上の特急料金を均一料金にすることを発表した。長距離区間では大幅な値下げとなる。
「快てーき」は、200キロまでの各利用区間で、特急列車の普通車自由席に乗車できるJR四国の特急用定期券。通常の定期運賃とは別に、特急料金分が加算して発売される。
新しい料金の対象になるのは、特急の利用区間がJR四国線内で完結し、3月12日以降に購入するもの。これまで61キロ以上は、150キロまで10キロ単位で料金が異なっていたが、今後61キロ以上の特急料金は何キロでも均一となる。61キロ以上の新しい上限料金は、1か月用が2万2630円、3か月用が6万7890円、6か月用が13万5780円。現在の1か月用の上限料金は150キロ以上で6万3000円となっており、最大で約64パーセントの値下げとなる。
今年4月からは高速道路で平日に上限2000円となる割り引きが加わる予定のため、JR四国では長距離区間の特急定期料金を値下げし、鉄道利用者の流出を食い止めたい考え。