JR西日本は7日、山陽新幹線の小倉~博多間の下り列車で実施している指定席の乗車特例を廃止すると発表した。
現在実施している特例は、小倉~博多間の下りの「ひかり」や「こだま」に限り、自由席券で指定席の空き席を利用できるというもの。3月12日に九州新幹線と直通運転を開始し、小倉~博多間を通過する利用者が多くなると見込まれることから、この特例をとりやめる。
小倉~博多間を特急列車で移動する場合、JR九州が管轄する在来線とJR西日本が管轄する山陽新幹線との、2つの選択肢がある。「ソニック」などの在来線の特急列車の自由席では、運賃と料金含めて1750円、最速40分。一方、「ひかり」などの山陽新幹線の自由席では、運賃と料金含めて2050円、最速17分。新幹線は在来線より300円高いが、所要時間は半分以下。また、「ひかり」や「こだま」の指定席は2列×2列シートが使われていることもあり、山陽新幹線を選ぶ利用者も多い。