JR東日本盛岡支社は9日、八戸線で今春から運転するリゾート列車の愛称を「リゾートうみねこ」に決定したことを発表した。4月23日に運転を開始する。
同支社が昨年末に愛称を公募したところ、373件の応募があった。そのうち、79件で最も応募の多かった「うみねこ」を採用することにした。八戸線沿線に海鳥のうみねこの繁殖地があることや、車両カラーのイメージと一致したことも理由。ちなみに、応募数の2位は「三陸」、3位は「リアス」だった。
リゾートうみねこは、4月23日から臨時列車として運転を開始し、土日や夏季シーズンなどに運転する。八戸線のほか、春から夏にかけては三陸鉄道北リアス線に直通して八戸~宮古間を1往復する。9月末までの運転時刻は、八戸駅発が10時16分(宮古駅着13時46分)、宮古駅発が15時7分発(八戸駅着18時45分)。宮古行きの三陸鉄道線内をのぞいて定期列車のダイヤで、3両編成のうち2両は自由席で運転する。車両は、「きらきらみちのく」のキハ48形を改造した専用車両。
宮古駅からは、「Kenji」車両などを使用した臨時列車「さんりくトレイン宮古」(盛岡~宮古間)が運転するため、三陸海岸経由で八戸と盛岡とを結ぶルートで旅行ができる。