東京メトロは17日、銀座線に旧1000形をモチーフとした新型の1000系車両を、2012年から導入すると発表した。
モチーフとなった旧1000形は、東京メトロの前身である東京地下鉄道が日本初の地下鉄車両として、1927年に導入した車両。黄色を基調とした車体が特徴で、1968年に引退したが、1両が地下鉄博物館で保存されている。
新型の1000系車両では、車体に旧1000形のデザインを再現してレトロ調とする。その一方、車内は、現在の標準的な新型車両にあわせて、強力な冷房装置や液晶の車内表示器などを設置する。また、新しい取り組みとして新型の操舵台車を採用し、騒音と振動を低減させる。
新1000系は2012年春に1編成が運転を開始する。2013年春以降に増備が進み、将来的に現在の01系がすべて置き換わる予定。