京阪電気鉄道は1日、5月28日に京阪線でダイヤ変更を実施すると発表した。中之島と出町柳を結んでいる速達列車「快速急行」の昼間の運転は廃止する。
今回のダイヤ変更は、淀駅付近の上り線の高架化にあわせて、5月28日に実施する。
昼間に1時間あたり2本運転している中之島~出町柳間の「快速急行」は、利用者が少ないことから廃止し、かわりに淀屋橋~出町柳間の「特急」を1時間あたり2本増発する。変更後の淀屋橋~出町柳間の「特急」は10分間隔となり、中之島線開業前の本数に戻る。また、大阪方の運転本数を見直し、現在1時間あたり計12本運転している大阪方の近距離列車を、同6本に減らす。京都方の直通列車をあわせると、大阪方の列車本数は、1時間あたり24本から18本になる。
朝や夕方のラッシュ時間帯についても、中之島線直通の「快速急行」の本数の削減や、中之島駅発着から淀屋橋駅発着への変更などを実施する。
中之島線直通の「快速急行」は、2008年10月の中之島線開業と同時に運転を開始。中之島~出町柳間を64分で結ぶ。車両は、快速急行用として登場した3000系が運行している。