長野電鉄で約50年にわたり特急列車で活躍した2000系A編成が、27日に引退する。
長野電鉄の2000系は、同社の特急専用車両として1957年に登場。A編成からD編成まで4編成が製造され、長野線の長野~湯田中間で活躍してきた。しかし老朽化により、B編成とC編成の2編成は2006年までに引退。元JR東日本253系による2100系が今年2月に導入され、現在残っているA編成は今月27日で、D編成は今年8月で完全引退する。A編成はマルーン色、D編成はりんご色の塗装。
27日は、定期特急列車の使用車両を変更し、すべてが2000系のA編成またはD編成の運行となる。A編成は上下あわせて11本、D編成は同13本による運転で、両編成とも長野~湯田中間を走行する。当日は、1000系「ゆけむり」や2100系「スノーモンキー」は運行しない。A編成の上りと下りの最終列車では、乗車記念証の配布がおこなわれる(長野駅20時58分発、信州中野駅21時54分発)。湯田中駅などでは、記念乗車券などが限定発売される。