いすみ鉄道に導入されたキハ52形が、4月29日に営業運転を開始する。現在、同社社長の鳥塚氏が、「社長ブログ」で運転計画を公表している。
計画によると、キハ52形は土休日の観光列車として、いすみ鉄道の大多喜~大原間を1日2往復する。所要時間は片道約40分。上総東駅と国吉駅にのみ停車し、それ以外の途中駅では乗降できない。国吉駅では10分間の停車時間を設ける。
定員は60人。指定席は8席のみ用意され、それ以外はすべて自由席となる。乗車には急行券が必要で、急行券と指定席券は当日、始発駅で当日の発車1時間前から発売される。料金は、急行券が300円、指定席券が300円。
ゴールデンウィーク中は、5月6日をのぞき、4月29日から5月8日まで毎日運転する。ヘッドマークを日によって変更するほか、社長の鳥塚氏もしばらくの間乗務し、観光案内を行うという。
いすみ鉄道のキハ52形は、昨年8月までJR西日本の大糸線で運行していたキハ52-125車両。塗装が変更され、現在はクリーム色と朱色の国鉄標準色の姿となっている。