JR東日本は7日、平日の12時~15時の間で、首都圏の列車本数を削減すると発表した。今月下旬から始める予定。
JR東日本の運転本数削減は、経済産業省の「電力使用制限令」に対応したもの。同省の告示では、12時から15時までにおいて、1時間あたり片道4~5本の路線で5パーセント、同6本以上の路線で15パーセントの削減を定めている。
JR東日本が平日の12時~15時の間で本数を削減するのは、東海道本線、総武線快速、中央・総武線各駅停車、中央線、南武線など。また、JR東日本の発電所の電力でまかなっている山手線、京浜東北線、埼京線なども、東京電力に電力を供給するため、本数を削減する。被災地の路線や1時間あたり3本以下の路線では運転本数の削減は実施しないが、各線において、昨年の電力使用量を上回らないようにダイヤを策定するという。
節電に対応したダイヤは今月下旬から実施される見込みで、詳細は後日発表される。
首都圏の私鉄と地下鉄のほとんどの路線では、運転本数を減らした節電ダイヤを継続しているが、JR東日本の普通列車は通常の運転本数に戻して運転していた。