JR東日本千葉支社は25日、同支社管内で使用している113系の定期運用を、8月末で終了させると発表した。これでJR東日本から113系が引退することになる。
近郊形電車の基本となった113系は、1963年に登場。片側3扉、セミクロスシートを採用し、最盛期は東海道線や横須賀線でも活躍した。現在は横須賀色(スカ色)の数編成が千葉方面で運転しているが、209系2000番代への置き換えが進み、8月末で定期運行が終了する。
113系の定期運用終了にあわせ、JR東日本千葉支社は7月27日から8月31日まで「ありがとう 113系」のヘッドマークを掲出して運転する。掲出する車両は、113系の8両1編成(116編成+217編成)。総武本線や外房線、内房線、成田線などを走行する。
JR東日本から113系が消滅すると、今後は、JR西日本の近畿地区や広島地区、JR四国の高松地区で、113系の活躍が見られることになる。