JR四国は26日、高松駅と坂出駅にJR西日本の「ICOCA」専用改札機を設置すると発表した。
JR四国はICカードサービスを導入しておらず、まずはJR西日本のICカード「ICOCA」の専用改札機を高松駅と坂出駅の2駅に設置して、ICカードサービスを始める。利用ができるのは、両駅とJR西日本の岡山地区間の乗車のみで、近畿エリアなどほかのエリアとの乗車には使えない。また、JR四国管内ではICOCAの発売やICOCA定期券の設定は行わない。サービスの開始時期は、2012年春の予定。
岡山~坂出・高松間では、瀬戸大橋線経由の快速「マリンライナー」が運行しており、岡山地区と高松地区を移動する利用客が多く、利便性が図られることになる。JR四国では、ICOCAをベースにしたICカードサービスを将来的に四国全域へ拡大させる方針。
同様に他社のICカードサービスを導入している例としては、JR西日本の下関駅があり、同駅では自社のICOCAのエリアには入っていないため、JR九州の「SUGOCA」を導入している。