西武鉄道は27日、特急「レッドアロー」号の10000系車両1編成を、初代レッドアロー号の塗装に変更すると発表した。
初代レッドアローは、1969年から1995年まで運転した5000系で、アイボリーを基調として赤い帯が入った塗装だった。この塗装を、現在の2代目10000系車両で復元させ、「レッドアロークラシック」として運転させる。車内の座席テーブルの背面には昭和40年ごろの西武線の沿線風景4種類を掲出し、定期的に変更するという。
レッドアロークラシックは、11月27日(日)に運転を開始し、池袋線・西武秩父線、新宿線にて走行する。
運転開始を記念して同社は、初日の11月27日に、レッドアロークラシックによる臨時列車を、池袋~西武秩父間で運転する。運転時刻は、池袋駅9時10分発(西武秩父駅10時32分着)、西武秩父駅11時9分発(池袋駅12時32分着)の往復。特急券は、初代レッドアロー号の写真が入った硬券で発売する。特急券の発売は、池袋駅で11月5日(土)の朝7時から。
また、12月12日(月)~18日(日)には、レッドアロークラシックの運行を記念した臨時の特急列車を、西武新宿~拝島間で1日1本運転する。同社によると、拝島線に特急が運行するのは初めて。時刻は、平日が西武新宿駅19時42分発(拝島駅20時32分着)、土休日が西武新宿駅19時40分発(拝島駅20時29分着)で、片道のみ運転。