都内の地下鉄を運営する東京都交通局と東京メトロは2日、2012年12月までに携帯電話の通信可能エリアを広げ、これまでの駅構内だけでなく、地下区間を走行中の列車内でも携帯電話のメールやインターネットができるようにすると発表した。
対象は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの携帯電話4社。2012年3月に、都営新宿線の新宿~九段下間、東京メトロ南北線の本駒込~赤羽岩淵間で、それぞれサービスを開始。その他の区間についても順次整備を進め、2012年中には都営大江戸線の一部区間を除いて、都営地下鉄と東京メトロの全線で携帯通信の利用を可能にする。
整備によって通話も可能になるが、これまでと同様に乗車中の通話はしないよう乗客に求めるほか、優先席付近では電源を切るように要請していく。