JR東日本千葉支社は15日、久留里線にキハE130形新型車両を導入することを発表した。
久留里線では現在キハ30形、キハ37形、キハ38形が運転しているが、老朽化のために新型車両に置き換える。新型のキハE130形は、2007年から水郡線で使用されている車両と同じ形式で、新型のディーゼルエンジンを搭載して排ガスを抑制。LED式の車内案内表示器や行先表示器を備えるほか、自動での空調制御を可能とする。キハE130形は10両が導入され、2012年秋以降に順次運転を開始する予定。
久留里線は、千葉県の木更津駅と上総亀山駅とを結ぶ32.2キロのローカル路線。電化されておらず、国鉄時代に製造された気動車のみが運転している。キハ30形、キハ37形、キハ38形の各形式は、JRでは久留里線でしか運転されておらず、貴重な存在となっている。
このほか、JR東日本千葉支社は16日、2012年3月のダイヤ改正で久留里線の運転保安方式を変更することを発表した。国鉄時代から採用してきた「タブレット閉そく方式」をやめ、「特殊自動閉そく方式(軌道回路検知式)」に更新するという。