JR東日本盛岡支社は20日、485系をリニューアルし、2012年4月から運転すると発表した。
車両のリニューアルは、2012年4月から行われる「いわてデスティネーションキャンペーン」にあわせて実施するもので、平泉を含む岩手の観光車両として、485系4両を使用する。4両のうち先頭車となる2両は、運転室越しに前方を眺望できる構造とし、“くつろぎ”や“癒し”を演出する和のデザインとする。外観は、伝統的な日本画手法をイメージしたものとし、墨色で水の流れを、ねずみ色で山のイメージを表現する。2012年4月のキャンペーン開始にあわせて運行を開始。期間中は東北本線の盛岡~一ノ関間を中心に運行する。
485系は、国鉄時代に製造された特急形車両。今回リニューアルを受ける先頭車2両は、お座敷列車「やまなみ」として使用されていた車両で、中間車2両は特急「つがる」として青森~秋田間を運行していた車両。なお、「やまなみ」の中間車2両は、今年改造され、「リゾートやまどり」としてデビューしている。
このリニューアルにあわせ、盛岡支社では、リニューアル車両の愛称を募集している。応募は、はがきまたはインターネットで、2012年1月10日まで。決定した愛称は、2012年2月中旬に発表する。