阪神電気鉄道は20日、3月20日に阪神なんば線と阪神本線でダイヤ改正を実施すると発表した。阪神なんば線は、2009年3月20日の開業以来、初めてのダイヤ改正となる。
阪神なんば線の新ダイヤでは、快速急行の利便性が向上する。平日日中において、尼崎~西九条間の途中駅停車がなくなり、所要時間が約5分短縮する。これにより阪神なんば線内の快速急行は、すべての曜日と時間帯において、停車駅が統一される。また平日と土休日ダイヤともに、三宮~近鉄奈良間の快速急行の最終列車時刻が約20~30分繰り下がり、快速急行の運転時間帯が拡大する。土休日ダイヤでは、三宮発の快速急行3本が新開地発に変更され、利便性が向上する。
阪神本線では、朝ラッシュ時間帯に運転している区間特急の停車駅に野田駅が加わる。
また同社は3月20日に、三宮駅の東改札口を開業させる。三宮駅では2007年度から大規模な改良工事が行われており、2013年春には快速急行の乗り継ぎを改善するための配線変更も完了する予定。