JR東日本、JR四国、JR貨物の3社は7日、JR四国の「アンパンマントロッコ」車両を東日本大震災の被災エリアで運転する取り組みを、共同で実施すると発表した。
アンパンマントロッコは、JR四国がイベント列車用として所有しているトロッコ車両。子どもに人気のアニメ「アンパンマン」の登場キャラクターが車体に描かれているほか、車内に撮影スペースが設けられており、親子での利用に人気がある。
今回の取り組みでは、JR四国がアンパンマントロッコ車両(キクハ32-502)1両をJR東日本に貸し出し、JR東日本が被災エリアで団体臨時列車として運転する。同車両がJR東日本管内で運転するのは初めて。JR四国とJR東日本管内との回送はJR貨物が担う。
団体列車は3月24日から7月8日にかけて、石巻線、気仙沼線、東北本線、山田線、釜石線、大船渡線、八戸線、常磐線、水郡線の計9線区で運転する予定。被災エリアに居住する小学生以下の子どもと保護者を対象に、JR東日本が参加者を募集。第1弾として、宮城エリア(石巻→仙台間、柳津→仙台間)で運転する列車の参加者を、2月17日から同27日まで募集する。参加費は無料。
※応募方法などの詳細は、2月13日に開設される専用サイトなどでご確認ください。