JR東日本は10日、E233系通勤形車両を新造し、2013年度から埼京線に、2014年度から横浜線に、それぞれ順次投入することを発表した。
今回の新造車は、これまでのE233系の仕様を踏襲しつつ、JR東日本の車両としては初めて車内照明を全てLED化し、さらに省エネを図る。新造される編成数と運用区間は、埼京線用(10両)が31編成で川越~新木場間、横浜線用(8両)が28編成で八王子~大船間。E233系の導入に伴い、埼京線と横浜線では205系車両の置き換えが行われる。205系と比較して、1編成あたりの定員は、埼京線が1424人から1564人に、横浜線が1136人から1244人となり、約1割の増員に。消費電力量は約7割で済むようになる。
E233系は、2006年に中央快速線でデビューした首都圏の通勤・近郊形車両。中央線快速電車のほか、京浜東北線、常磐線各駅停車、京葉線、東海道線で運行している。
またJR東日本は同日、秋田新幹線用E6系車両の新造についても発表した。新造編成数は、23編成(計161両)。運転開始は2013年春の予定で、運転開始時は、東北新幹線の宇都宮~盛岡間で、E5系と連結し時速300キロで運転する。