西武鉄道は、前身の武蔵野鉄道の設立から100年を迎える。100周年を記念して、同社は5月以降、機関車の修復展示などのイベントを開催する。
約100年前の1912年5月7日、西武鉄道の前身となる武蔵野鉄道が鉄道会社を設立した。1915年に池袋~飯能間を開業、1945年には競合関係にあった川越鉄道を前身とする旧西武鉄道(現在の西武国分寺線・新宿線)と合併するなど路線網を拡大した。1946年より現社名の西武鉄道となっている。
同社は100周年を記念し、「西武鉄道100年アニバーサリー」イベントとして、鉄道施設や車両などの一般公開を実施する。第1弾では、同社が初めて製造し1973年以来保存していたE11型電気機関車を修復し、旧保谷車両基地で公開する。旧保谷車両基地でのイベントの開催は初めて。開催日時は5月13日(日)10時~14時30分で、入場無料。また、創立記念日にあたる5月7日には、一部の駅で100周年の記念乗車券を発売する。1セット3000円で、1万セットの限定発売。このほか、「701系タッチアンドゴー」などのグッズも販売する。今後、2015年までの4年間にわたり、西武グループでさまざまなイベントを実施する予定。
100周年を記念したイベントの詳細は、5月7日公開予定の「西武鉄道100年アニバーサリーWebサイト」でも順次掲載する。