JRグループ旅客各社は7日、ゴールデンウィーク期間中の主要路線の利用状況を発表した。
長期休暇が取りやすい曜日配列だったこともあり、一部路線を除いて、各社線とも東日本大震災があった前年の利用者数を大幅に上回った。
集計の対象期間は、2012年4月27日(金)~5月6日(日)。ピークは、5月3日(木・祝)と5月6日(日)だった。
新幹線では、JR東日本の5つの新幹線が約331万人(前年比約149%)、東海道新幹線が約293万人(同114%)、山陽新幹線が約145万人(同111%)、九州新幹線が約32万人(同105%)。秋田新幹線は、東日本大震災の影響で大幅に落ち込んだ前年と比べ、約2.9倍の利用者数となった。東北新幹線も盛岡~八戸間で約2.5倍と、大幅な増加となった。
在来線の特急列車では、JR東日本エリアの主要線区が約91万人(前年比約138%)、JR西日本エリアが約78万人(同109%)、JR九州の主要2線区が約41万人(同107%)、JR四国エリアの主要4線区が約38万人(同109%)、JR北海道の主要4線区が約30万人(同117%)、JR東海エリアが約16万人(同108%)で、ほぼすべての線区で前年を上回った。前年を大きく上回ったのは、「スーパービュー踊り子」を含むJR東日本の東海道本線の特急で前年比253%、「成田エクスプレス」で同237%だった。
近距離の普通列車では、首都圏を含むJR東日本エリアで前年比106%、名古屋圏を含むJR東海エリアで同98%、JR西日本の近畿圏で同103%、JR北海道の札幌圏では同102%だった。