JRグループは16日、7月から開催する「北海道デスティネーションキャンペーン」(北海道DC)に合わせて、「急行北海道一周号」や急行「まりも号」などを運転すると発表した。
急行北海道一周号は、7月1日から4日まで計4本を運転する。7月1日は「急行北海道一周ニセコ号」として函館~札幌間(函館線経由)を約7時間で、同2日は「急行北海道一周狩勝号」として札幌~釧路間(根室線経由)を約8時間半で、同3日は「急行北海道一周大雪号」として釧路~札幌間(釧網・石北線経由)を約13時間で、同4日は「急行北海道一周エルム号」として札幌~函館間(千歳・室蘭線経由)を約5時間半で、それぞれ走る。4日間連続して乗れば道内を一周できる。各列車とも客車は5両で、うち2両がB寝台(普通車指定席で発売)。
急行「まりも号」は、7月20日(金)に札幌(23時0分発)~釧路(翌6時23分着)間の夜行列車、7月22日(日)に釧路(10時26分発)~札幌(20時44分着)間で運転。2008年8月に廃止されて以来の復活運転となる。
このほか、札幌~函館間をニセコ経由で結ぶ特急「ヌプリ号」と、花咲線(釧路~根室間)を走る快速「北太平洋 花と湿原号」をそれぞれ新設。「SLオホーツク号」(北見~知床斜里間)、今年で累計乗客数10万人となった「SL函館大沼号」(函館~森間)、特急「サロベツ号」に代わる特急「まんぷくサロベツ号」(札幌~稚内間)も運転する。
7月1日~9月30日の北海道DC開催期間中に利用できる「キュンと北海道フリーパス」(大人17000円)も6月1日に発売する。JR北海道全線の特急列車(普通自由席)が乗り放題になる企画乗車券で、有効期間は3日間。このほか、記念Kitaca(5月20日発売)、記念入場券(発売中)も設定する。