三陸鉄道は13日、貸切列車で自然の脅威や命の大切さを伝える企画「震災学習列車」をはじめた。
震災学習列車は、団体旅行者向けに貸切列車を運行するもので、一旦停止や徐行運転を行いながら、震災の被災状況などを列車内で説明する。沿線の住民が車内に乗り込み、「語り部」となって震災当日の津波の様子を語るオプションや、貸切列車のヘッドマーク作り体験のオプションも用意。学生を中心に、教育旅行の中に取り込めるプログラムとした。久慈~田野畑間を約1時間で走行し、料金は1両あたり3万5000円。最大4両で運転できる。
北リアス線の未復旧区間である田野畑~小本間については、13日、復旧工事の着工式が島越駅跡で開催され、工事が始まった。開業は、2014年4月の予定。