JR東日本は6日、2012年9月末に新幹線のダイヤ改正を実施すると発表した。ダイヤ改正により、E1系新幹線車両が定期列車から引退する。
ダイヤ改正日は、2012年9月29日(土)。山形新幹線「つばさ」では、1日7往復あるE4系「Maxやまびこ」との併結をE2系「やまびこ」との併結に変更し、「やまびこ・つばさ」として運転する。これで、16往復の全「つばさ」が最高速度275キロで統一され、到達時間が短縮する。上越新幹線では、4往復の「Maxとき」、2往復の「Maxたにがわ」を、E1系12両からE4系16両に置き換える。この変更で、E1系は定期列車としての営業運転を終了することに。東北新幹線では、「はやて」にE5系車両を追加投入する。東京~新青森間では新たに3往復をE5系とし、15往復のうち11往復が新型車両となる。
定期列車から引退するE1系は、1994年に運転を開始。東北・上越新幹線の需要増加に対応するため、新幹線初となる全車2階建てを採用し、6編成72両が製造された。2003~2006年にリニューアル改造され、現在は上越新幹線のみで4編成が運行している。