JRグループ旅客会社は20日、お盆期間中の主要路線の利用状況を発表した。震災があった前年に比べ、鉄道の利用が戻ったこともあり、ほとんどの路線で前年の利用者数を上回った。
お盆の集計対象期間は、2012年8月9日(木)~19日(日)の11日間。
新幹線では、JR東日本の5つの新幹線が約437万人(前年比約106%)、東海道新幹線が約364万人(同103%)、山陽新幹線が約197万人(同105%)、九州新幹線が約39万人(同101%)。山陽新幹線内の「さくら」は、前年比170%と好調だった。
在来線の特急列車では、JR北海道の主要4線区が約101万人(前年比約101%)、JR東日本エリアの主要線区が約117万人(同112%)、JR東海エリアが約21万人(同101%)、JR西日本エリアが約101万人(同101%)、JR四国エリアの主要4線区が約51万人(同101%)、JR九州の主要2線区が約48万人(同104%)だった。JR東日本エリアで顕著だったのは、「成田エクスプレス」の前年比133%、北越急行線の「はくたか」の同124%などで、JR東日本以外では、「スーパー白鳥」などが走るJR北海道の津軽海峡線が同117%だった。
ピークはおおむね、下りが8月11日(土)、上りが8月15日(水)で、東海道新幹線の上りについては、8月19日(日)がピークだった。