肥薩おれんじ鉄道は28日、新しい観光列車「おれんじ食堂」を来春から運行すると発表した。
おれんじ食堂の車両は、JR九州などの鉄道車両デザインを手がける水戸岡鋭治氏がデザイン。コンセプトは「九州西海岸を眺めながら、ゆったり、のんびり、スローライフな旅」で、同社の保有車両2両を改造する。外装は、濃い青色を基調色としており、車内では、ドリンクカウンターやダイニングテーブルを設置し、「食」を楽しめるようにする。
観光列車は2013年3月に運行開始予定。セパレート個室を含め、座席は全て指定席となる。1日3本の運転で、そのうち新八代~川内間(約120キロ)の列車は約3時間かけて走る予定。