JR東日本とJR西日本は4日、北陸新幹線の長野~金沢間開業に向けて、E7系・W7系を投入すると発表した。E5系で採用したファーストクラス「グランクラス」も導入する。
新型車両は、JR東日本とJR西日本が共同開発し、JR東日本の所属がE7系、JR西日本の所属がW7系となる。最高速度は、北陸新幹線の営業最高速度と同じ時速260キロ。1編成12両で、グランクラスが1両(12号車)、グリーン車が1両(11号車)、普通車が10両(1~10号車)。現在の北陸(長野)新幹線E2系は8両のため、定員が約1.5倍に増える。
車両のデザインコンセプトは、「“和”の未来」。外装に日本の伝統色を使い、車体上部は空色、車体はアイボリーホワイト、車体中央の帯は銅色と空色とする。サービス面では、E5系では一部だったトイレの温水洗浄機能付便座を、全洋式トイレに拡大。北陸(長野)新幹線のE2系では設置されていない、振動を抑えるアクティブサスペンションを採用し、座席の電源コンセント、防犯カメラの設置を行う。
JR東日本のE7系は2013年秋に、JR西日本のW7系は2014年春に、それぞれ第1編成が落成する予定。北陸(長野)新幹線の金沢延伸は、2014年度末の予定。