京成電鉄は19日、ダイヤ改正を2012年10月21日(日)に行うと発表した。「アクセス特急」のダイヤを見直し、大幅な所要時間の短縮などを行う。
アクセス特急は、成田空港線(成田スカイアクセス)を経由して都心と成田空港を結ぶ、特別料金不要の特急列車。10月のダイヤ改正で、単線区間の成田湯川~成田空港間などのダイヤを見直し、アクセス特急の大幅な所要時間の短縮を行う。日中の平均列車で成田空港→押上間は9分短くなり52分に、成田空港→羽田空港間では10分短くなり94分となる。
同じく成田空港線を走る有料特急「スカイライナー」は、増発を実施。京成上野駅を6時前に発車する列車を新設し、早朝から空港に向かうニーズに応える。また、14~16時台に成田空港駅発京成上野行きを計3本増発し、約20分間隔の運転とする。
一方、京成本線を走る有料特急「シティライナー」は、運転本数を削減。東日本大震災から休止している5往復を含め現7往復から、1往復へと大きく本数を減らし、運転区間も京成上野~京成成田間として、成田空港駅への乗り入れをやめる。
京成電鉄のダイヤ改正日には、相互直通運転をしている東京都交通局(都営浅草線)や京浜急行電鉄、関係する北総鉄道や新京成電鉄もダイヤ改正を実施する。