近畿日本鉄道は9月28日、新たに投入する観光特急の名称を「しまかぜ」とし、2013年3月21日から運転すると発表した。
「しまかぜ」の名前は、三重県の「志摩」に吹く風の爽やかさをイメージして命名した。車両は、乗客が乗車自体を楽しめるよう、座席や客室にゆとりを持たせ、専属の車内アテンダントが「松阪牛カレー」「神都ビール」「伊勢茶アイスクリーム」などの沿線の名産品も提供する。和・洋の個室、グループ向けサロン席、カフェ車両も設置する。
「しまかぜ」の乗車には、通常の運賃や特急料金とは別に、距離に応じて700円~1000円の特別車両料金が必要。来年3月21日以降、大阪難波~賢島間、近鉄名古屋~賢島間をそれぞれ1日1往復し、水曜日を除いて毎日運行する予定。