北近畿タンゴ鉄道は、水戸岡鋭治氏がデザインした観光型車両「あかまつ」「あおまつ」を来年3月に導入する。
車内には、車窓展望を楽しめるカウンター席やテーブル席のほか、サービスカウンターやショーケースを設置。地元産の松材を生かした内装とし、車両愛称も天橋立や丹後半島の松にちなんで、「あかまつ」「あおまつ」とした。
車両は、既存のKTR700形2両を約4000万円かけて改造する。KTR700形は1989年に登場したオール転換式クロスシートの気動車。製造後20年以上が経過し劣化や腐食が進んでいることから、内外装の張り替えや塗装をし、水戸岡鋭治氏によるデザインに改造する。
運行開始は2013年3月下旬ごろの予定。車内アテンダントが添乗する観光型列車「タンゴ悠遊号」に替わる定期列車として使用するほか、臨時列車や通学用列車でも使用する。