JR西日本は24日、関空特急「はるか」の特急料金を、来年春に値下げすることを発表した。
「はるか」の値下げは、関西空港~りんくうタウン間の関西空港連絡橋の使用料が今秋引き下げられるのに応じて行うもの。自由席の場合、50キロ以内では730円から630円に、51~100キロは1150円から940円に、それぞれ特急料金を値下げする。関西空港線ではこれまで「A特急料金」というJRの料金体系が適用されていたが、今後は割安の「B特急料金」の額が適用されることになる。
2013年春からの「はるか」特急料金(自由席)と運賃の合計額は、関西空港~天王寺間が1660円(現行1760円)、関西空港~新大阪間が2260円(現行2470円)、関西空港~京都間が2770円(現行2980円)。
関西国際空港は、今月28日に格安航空会社(LCC)専用ターミナル(第2ターミナル)が開業し、空港利用者の増加が見込まれている。ただ、第2ターミナルには鉄道駅はなく、関西空港駅で連絡バスに乗りかえる必要がある。
現在、関西空港のアクセス特急は、日中の時間帯、JRが「はるか」を毎時1本、南海電気鉄道が「ラピート」を毎時2本運行している。