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震災は「国鉄改革に次ぐ出発点」、JR東の経営計画

2012年11月1日(木)20時38分

JR東日本は10月30日、同社グループの今後の経営の方向性をまとめた「経営構想V(ファイブ)~限りなき前進~」を発表した。

新たな事業テーマとして、東京圏における戦略的な新駅の設置、無線列車制御システム(CBTC)の常磐線各駅停車への導入、新幹線の時速360キロ化運転の研究開発、豪華列車の導入を盛り込んだ。安全面では、ホームドアの整備を早め、山手線の29駅中23駅での導入を2年繰り上げて2015年度までに完成。輸送品質面では、同社に起因する輸送障害を現在の3分の1に減らすことをめざす。

現在進めている東北縦貫線や北陸新幹線、北海道新幹線の開業準備、気仙沼線・大船渡線でのBRTによる仮復旧などのプロジェクトも、継続して取り組む。

今回の「経営構想V」は、2020年頃までのJR東日本グループの中長期計画をまとめたもので、4年ぶりに中長期計画を見直した。同グループも大きな影響を被った東日本大震災を「国鉄改革に次ぐ第二の出発点」と位置づけ、各計画の実現に向けてグループ全社員で取り組むとしている。

2016年11月22日(火)11時1分更新
 

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