JR東日本は6日、「蓄電池駆動電車システム」を実用化し、烏山線に新型車両を導入すると発表した。
蓄電池駆動電車システムは、車両に大容量の蓄電池を搭載し、蓄電池の電力で車両を走らせるシステム。電化されていない区間で従来の化石燃料を使わずに走行できる。JR東日本は、同システムの実験車両「NE Train スマート電池くん」を2008年度から開発。このほど実用性の確認が終わり、烏山線での実用化を決めた。
烏山線に導入する新型車両は1編成(2両)で、形式名はEV-E301系。2014年春に運転を開始する。
烏山線の列車は、東北本線(宝積寺~宇都宮間)にも直通しており、電化区間の東北本線内では走行しながら充電し、非電化区間の烏山線では蓄電池で走行する。また、烏山駅に設ける専用の充電設備からも必要な充電を行う。