JR東日本は19日、山手線E231系1編成の側面全体をウグイス色でラッピングした「みどりの山手線ラッピングトレイン」を2013年1月から運転すると発表した。
ラッピングトレインの運転は、山手線のラインカラーのきっかけとなった103系ウグイス色電車の登場から2013年で50年を迎えることを記念したもの。ウグイス色にラッピングするのは車両側面全体で、編成の両端はラッピングしない。先頭部には記念ヘッドマークを掲出し、車内ではつり革に山手線の歴史と沿線風景を盛り込む。運転期間は2013年1月16日(水)~12月28日(土)で、E231系11両1編成が対象。
運転開始にあわせて、同車両を使った貸切列車で山手線を1周する、旅行商品「みどりの山手線50周年記念号の旅」が販売される。旅行日は1月19日(土)で、旅行代金は大人3900円。山手線歴代3車両形式をデザインしたICカードケースなどの記念品がつく。受け付けは2~4人のグループで、先着500人限定。同社のWebサイト「えきねっと」で12月20日(木)14時から発売される。このほか、ラッピングトレインをモチーフにしたプラレールやNゲージなどの記念グッズが販売される。
山手線のラインカラーの由来である103系ウグイス色電車は、101系の改良型として1963年12月に登場した。それまではカナリア色(現在の総武・中央緩行線カラー)の車両が山手線を走っていた。