京浜急行電鉄は17日、2000形の登場30周年を記念して、同車両のリバイバル塗装電車を2013年1月下旬から運転すると発表した。
リバイバル塗装電車は、車体を2000形登場時の塗り分けとし、基調は赤のままで窓周りを白にして走行する。引先種別表示や標記類、車内設備などの車体の塗装以外の変更は行わない。運転期間は2013年1月下旬から約2年間の予定で、ラッシュ時間帯の快特・特急、横浜方面のエアポート急行などで運用する。対象車両は、2000形8両1編成(2011~2018号車)。
運転開始にあわせ同社は、同車両の写真撮影会を開催する。開催日は3月10日(日)で、募集人数は100人(小学生以上)。参加費は2000円。2月1日(金)から申し込みを受け付ける。このほか、2000形車両に合う行先と種別を公募して製作する「方向幕タオル」をはじめ、バッグやTシャツなどのリバイバル塗装記念グッズを販売する。
2000形は、2代目600形の後継として1982年12月にデビュー。快速特急用の2扉クロスシート車両で、京急では初となる両開き扉を採用した。2100形が投入された1998年以降は、全車3扉化しロングシートに改造。この工事の際に、赤地に白い細帯の通勤電車用の塗り分けに変更した。2012年5月に12両が廃車され、現在は60両が在籍している。