東京急行電鉄、東京メトロなど5社は22日、東急東横線と東京メトロ副都心線との直通運転開始にともなう新ダイヤの概要を発表した。改正日は2013年3月16日(土)で、元町・中華街~飯能間を最速で結ぶ列車などが運転を始める。
日中のダイヤでは、現在の最速の種別である東横線の「特急」と副都心線の「急行」が直通運転し、1時間に4本走る。このうち西武池袋線に直通する2本は、西武線内で速達種別の「快速急行」となり、元町・中華街~飯能間で現在より9分早い最速95分で運転する。東横線から副都心線へは、1時間あたり18本のうち14本が直通し、4本が渋谷駅で折り返す。渋谷駅からの副都心線内は、「急行」が4本、「各駅停車」10本。今回増発分の「各駅停車」2本は新宿三丁目駅で東横線方面へ折り返し、残る8本が池袋方面へ運転するダイヤとなる。
相互直通運転開始にともない、女性専用車両や弱冷房車の号車が各社で統一される。女性専用車両は現在の副都心線にあわせて東横線内でも1号車に、弱冷房車も同様に東急車両と西武車両(直通する6000系のみ)が9号車(8両編成は7号車)に変更となる。
このほかダイヤ改正により、東横線の朝ラッシュ時の所要時間短縮、東横線と目黒線の接続改善、西武新宿線特急の東村山駅停車、東武東上線の「快速」新設、野球開催時に元町・中華街発西武球場前行きの運転などが行われる。