JR東日本は8日、「線路設備モニタリング装置」を搭載した車両の走行試験を、京浜東北線の営業列車で実施すると発表した。
線路設備モニタリング装置は、「軌道材料モニタリング装置」と「軌道変位検測装置」から構成され、複数のカメラやレーザーセンサーなどを使用して線路状態を監視するシステム。軌道材料モニタリング装置では、カメラによりレール締結装置等を撮影し解析することにより、レール締結装置等の線路設備関係材料の変化(レール締結装置の状態等)を抽出できる。また、軌道変位検測装置では、加速度計とレーザーセンサーにより線路状態の変化が測定できる。
走行試験の実施区間は京浜東北線の大宮~大船間で、搭載車両はE233系1編成。実施時期は、2013年5月から2015年3月まで。営業列車で機器の耐久性や検測データの精度などを確認する。